- 長年PCOSで悩んでいる
- 自力で生理を起こしたい

多嚢胞性卵巣症候群(以下PCOS)=PCOSと診断されたことがある人なら、一度はぶつかる壁。
生理がしばらくこなければ、薬を飲んで強制的に生理を起こさせることもしばしば。

なんとか自力で生理を起こせたら…
自分でできることってなんだろう?
今回は、PCOSの人に不足しがちな栄養素についてお伝えします。
もしかしたら、あなたの排卵がうまくいかない原因は栄養不足かもしれません。
PCOSの改善に欠かせないポイント
①血糖値を安定させること
②必要な栄養素を充足させること
それでは一つずつ見ていきましょう。
ビタミンD


PCOSの人に不足しやすいビタミンD。
過去の研究結果では、PCOSと診断された方のうち、およそ約67-85%がビタミンD欠乏症であると言われています。
そもそもビタミンDは、卵胞の発育や成熟に関与していることが明らかで、さらには卵胞刺激ホルモン(FSH)受容体にも影響を及ぼしています。
より詳しい知識については、下記のページに記載されていますのでぜひ目を通してみてください。
これらの卵巣機能は全て、ビタミンDが十分に充足しているからこその作用。
不足していれば、排卵に影響が及ぶのもおかしくはないですね。
また、近年では美白・シミシワ予防の観点から紫外線対策を厳重にしている女性が多くなっています。
実は、ビタミンDは皮膚に紫外線が当たることによって体内で生成されるんです。
おすすめは手のひらを太陽に向けること。
もともとメラニン色素の少ない手のひらなら、シミも気になりません。
ご自身の許す範囲で、定期的に日光浴を。
絶対に焼きたくない派の方は、ビタミンDサプリメントも考慮しましょう。
マグネシウム


PCOSの人では、血中のマグネシウムの濃度が低いほどインスリンの効き目が悪く、テストステロン(男性ホルモン)が高いことが明らかになっています。
後述しますが、テストステロンの局所的な増加は、卵巣壁を硬くして排卵を妨げる作用があります。
マグネシウムが不足すると、インスリン抵抗性が上がる=インスリンの効きが悪くなってしまいます。
結果的に血糖値が下がらず高血糖状態となり、男性ホルモンであるテストステロンの増加に繋がってしまうのです。
これらを踏まえて、ちょっと面白い論文(原著は本文内に掲載されています)をご紹介します。
読みやすいので、ぜひ見てみてください。
オメガ3脂肪酸


PCOSの人の多くは、体内に慢性炎症が生じている場合があります。
通常の血液検査では感知しきれないほど、微小な炎症であるケースもしばしば。
オメガ3脂肪酸が体内に入ると、炎症物質の一つであるサイトカインの産生が抑制されるため、直接的に炎症を抑える作用があります。
また、オメガ3脂肪酸には、インスリン抵抗性を改善する作用があるとされています。
インスリン抵抗性がPCOSの改善に役立つ理由は、前述した通りです。
クロム
クロムは、人間に必要な微量金属8つのうちの一つです。
インスリンの作用をよくする働きがあり、血糖値の上昇を抑えます。
PCOSの人には血糖コントロールが重要であるため、クロムは重要な元素と言えるでしょう。
ひじきやわかめといった海藻類、アサリや大豆など食品に幅広く含まれています。
そのため、通常の食事で不足することはないはずですが、加工食品を多く摂取する現代人には不足する可能性のあるミネラルです。
最後に
PCOSの人に不足しがちな栄養素についてご紹介しました。
筆者も長年悩んでいましたが、今や生理周期がやや長いものの自力で生理がくるようになりました。
婦人科での治療に疑問を抱いている方、ぜひこれらの栄養に目を向けてみてはいかがでしょうか?



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